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社会福祉学科主任
金子 充

社会福祉学科へようこそ!

こんにちは、社会福祉学科の金子充と申します。

この社会福祉学科が何をめざしているのか、この社会福祉学科で何を学ぶことができるかを私個人の言葉でお伝えします。

現代社会は「多様性」を尊重する社会だと一般的に説明されています。しかしそのような理念に反して、実際のところほとんどそれができていない社会があります。例えば学校教育では、バランスよく勉強ができてスポーツ万能、「コミュ力」や「人間力」のある自立した個人になることを善しとしているでしょう。多様性を尊重することが大事だといいながら、この社会で実際に評価される人間像は相当に画一的だということのあらわれです。

とくに日本では多様性とは真逆のモノサシで測られ、社会の期待に添う人間になるために自分自身を磨くよう強いられがちです。そしてそれが抑圧となり、私たちを苦しめることがあります。健康で勤勉で、能力と経済力があって自立した人間。そんな人間がたくさん育てば社会の生産性は高まり、もっと豊かになっていくと考えられている向きさえあります。多様性の尊重という理念に反して、社会はそんな「ストライクゾーン」を極端に狭めた人間像=「市民」を前提として回っているように感じます。さらにいえば、身体、ルックス(見た目)、セクシュアリティ(LGBTQ)、出身やルーツ、そういったものでも人間の価値が決められがちです。

しかし、そのような「ストライクゾーン」に合致する人間がどれだけいるでしょうか。社会が求める人間像から自分があまりにも遠すぎると感じ、苦しめられている人が数多くいるはずです。またそのような社会に疑問を感じ、社会のあり方を批判的に見ている人もいるはずです。こうした自分自身が感じる身近な「不満」を確認し、社会に疑問や矛盾を感じること(the personal is politicalな感覚)があるとしたら、社会福祉学の学びはしっくりくることでしょう。社会福祉学は、私たちが社会の抑圧から解放されるためにどう考えたらよいか、具体的にどうすればよいかを研究する学だと思います。

「能力の高い人間として自立して生きなければならない」という社会規範を疑い、その抑圧を振り払うために、社会批判につながる議論や思考方法を学ぶことが大事だと思います。批判的な思考に根ざして、「対抗的な社会」を構想することのできる社会福祉学科でありたいと私は思っています。

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